検査薬の安全性について

 

 

■検査中に注入されるタリウムは、厚生労働省によって認められ、安全性が確認されている放射性医薬品です。

この検査によって、約4.2ミリシーベルトの放射線を受けます。ちなみに、一般的に行われている胃のX線検査では約4ミリシーベルト、普通に暮らしていても人体は自然界から1年間に平均2.4ミリシーベルトの放射線を浴びているとされています。

 

■しかし、現在妊娠していたり、その可能性のある女性には、この検査はお勧めできません。検査前に主治医にご相談下さい。

理想的には、妊娠可能な女性の場合、月経開始直後10日以内に行うべきです。

 

■タリウムによる有害な影響は、極めて少ないものです。ただ、ごくまれに発疹や一時的な血圧の低下が起こることがあります。しかし、これはすぐにやわらいでゆき、長く続くようなことはありません。いわゆる造影剤とはまったく違います。

 

■ペルサンチンもまれに胸痛、頭痛、めまい、吐き気、ほてりなど副作用を起こすことがありますが、これはほとんどの場合、簡単に取り除かれます。検査中に何か変わったことがありましたら、すぐに検査医に伝えてください。

 

参照

アイソトープ豆知識 / 日本アイソトープ協会

患者さん向け説明用パンフレット / 神奈川核医学研究会

ラジオアイソトープの特徴 / 日本メジフィジックス

 

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