“循環器クリニック”という言葉から皆さんは何を連想されますか。

狭心症・不整脈など心臓の病気だけを扱う専門の診療所と思われる方が多いと思いますが、循環器内科が扱う病気の範囲は非常に広いのです。

まず、通常内科の先生方が診ている高血圧は循環器の領域ですし、全身の血管の病気、脳梗塞などの脳血管障害さえも我々循環器の専門医が診るべき病気です。米国では米国心臓協会のひとつの分科会として脳血管障害の専門部会があるほどです。さらには動脈硬化を進行させる悪い因子に関する診断・治療も私達が担うべき専門分野です。すなわち、糖尿病・高脂血症・肥満症・痛風などの病気や禁煙指導、年齢に応じた運動指導も扱っています。また、甲状腺などの内分泌疾患も心臓や血圧に影響を与えることがあります。さらに血管の中で血液が詰まってしまう病気を扱うという意味では、一部の血液の異常さえも私達の専門領域のひとつとして管理していかなければならないと考えております。

当院は1992年の開業以来“負荷心筋シンチグラム”を中心とする心臓の特殊検査を大学病院を上まわるレベルで、しかもより迅速に行う施設として高い評価を各方面からいただいております。

これまでも多くの大学病院、循環器専門病院から患者さんをご紹介いただいてまいりました。しかし、検査を受けるだけで心筋梗塞や脳梗塞が予防できるわけではありません。この静かできれいな環境のクリニックで、広い意味での循環器内科の診療をお受けになってみませんか。私どもで不可能な検査あるいは入院が必要な場合に関しましては、東京女子医科大学、順天堂大学などの大学病院、あるいはそれぞれの専門病院を皆さんとご相談の上、責任を持ってご紹介申し上げます。

それでは、健康管理のための診察にご来院される日を心よりお待ち申し上げております。